兄弟間の遺産分割協議にて、弟様(依頼者)が金庫保管金1600万円を全額取得した事例
- 2024.06.28
依頼者属性
性別:男性
被相続人:父、母
相手方:兄(弁護士有)
エリア:京都市内
争点になる財産:金庫保管金(1600万円)、他財産
争点
遺産分割:金庫保管金1600万円の配分が不当である点
ご相談の経緯
今回の依頼者様は、父の母が続けて亡くなったことにより、遺産の相続に関して、相続人である兄と急遽交渉が必要になりました。
基本的な財産に関しては、交渉・相続が完了したものの、持ち主が両親のどちらであるか不明な金庫保管金1600万円が見つかったことにより、その配分に関して兄弟間で解決がなされなかったため、当所にご相談頂きました。
弁護士の対応
まずは、依頼者と兄の財産状況について調査・整理し、その後依頼者の主張が正しいとする根拠について調査いたしました。
その中で、今回の争点である保管金の格納される金庫の視察を現地にて行い、より詳細に状況の把握ができるよう努めました。
これらに加え、すでに相続されている財産の割合を考慮し、相手方に意見書を送付いたしました。
相手方から、反論書が届きましたが、それに対して適切な根拠とともに意見書のやり取りを数回行った結果、金庫保管金1600万円を全額取得する遺産分割協議書に同意していただくことができました。
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結果
争点であった金庫保管金1600万円を全額相続することができました。
弁護士所感
交渉前に財産調査や交渉歴の調査、現地視察等の事前準備を徹底的に行ったことにより、適切な根拠を示すことができ、交渉自体は短期間に収めることができたことが解決のポイントです。