娘との不動産に関する遺産分割問題についての事例
- 2024.07.29
依頼者属性
性別:90代女性
被相続人:配偶者
相手方:娘(弁護士有)
エリア:京都市内
争点になる財産:被相続人所有不動産(時価約2000万)
争点
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亡くなった配偶者の不動産の遺産分割問題について娘から調停を起こされている状態
- 娘の主張:自分の相続分に相当する遺産を受け取りたい
- ご依頼者主張:不動産の所有権を譲りたくない
ご相談の経緯
亡くなった配偶者の所有不動産(時価約2000万)の分割問題について、娘との話し合いがうまくいかず、娘側に弁護士が付き、調停を起こされたため、当所にご相談いただきました。
弁護士の対応
娘側からご依頼者に対する預金使い込みの疑いがかけられていたため、過去領収書や根拠書類を提示し、娘に説明を行いました。
ご依頼者は、娘に不動産の所有権利を与えたくなかったため、代賞金での解決を希望していました。
しかし、ご依頼者側が代賞金の用意が困難であったため、当所は娘側と交渉し、頭金+月5万円の4年分割払いの提案を行い、合意に至りました。
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結果
- 娘に頭金+月5万円ずつの支払いとの提案に合意いただき、調停における解決期間は通常1年半以上かかるところ9か月の短期解決となりました。
弁護士所感
本件では相手方のご依頼者に対する遺産使い込み疑いを晴らすための、根拠資料収集に多く時間をかけました。資料の収集は、時間が経つ程困難になるため、可能な限りお早目のご相談を推奨いたします。また、代賞金等の準備が困難な場合でも、条件に合った最適な提案をご提示いたしますので、遺産分割問題やそのた相続に関するお悩みは、ぜひ一度当所にご相談ください。