【ご相談事例】不動産評価に納得がいかず、15年以上協議が進まなかった遺産分割のご相談事例
- 2025.06.11

相談者属性
年齢・性別
60 代・男性
遺産
預貯金(数千万円)、複数の土地
他の相続人
相続人は全体で 3 名。相談者のほか、前妻の子が他の相続人として存在しており、いわゆる兄弟間の相続となってい
る。
争点
不動産の評価額に納得がいかず、分割協議が進まないことが主な争点である。
ご相談の概要
相続開始からすでに 10 年以上(実際には 15 年以上)協議が継続しており、非常に長期にわたって遺産分割がまとま
っていない状況。これまでのやり取りは主に手紙で行われており、不動産を含む遺産の分割案が提案されてきたが、
相談者は不動産評価額に強い不満を抱いていた。なお、名義変更に関しては相続登記の義務化前の案件であったため、現時点で法的な問題は生じていない。
今後のご提案・解決方針
協議による解決が難航していることから、家庭裁判所での調停手続に進むことを提案。
相談者としては、「弁護士に依頼する」という意思を他の相続人に伝えることで、協議の進展を期待しており、一度持ち
帰って相手方と話す意向を示された。
弁護士にご相談いただくメリット
長期間にわたる相続の協議であっても、弁護士が介入することで、交渉が前進しやすくなります。感情的になりがちな
兄弟間の相続においても、第三者である弁護士が入ることで、客観的な視点からの調整が可能となります。