弁護士紹介
代表弁護士 和賀 弘恵
弁護士を目指した理由でも書きましたが、ご依頼者様だけのために手助けをできる職業は弁護士ならではだと思っています。自分ひとりではどうにも解決できない相続の問題で悩むことがありましたら、是非一度相談にいらしてください。
保有資格 | 弁護士 |
登録番号 所属弁護士会 |
第50035号 京都弁護士会所属 |
注力分野 | 相続、離婚・慰謝料請求 |
過去一番印象に残っている事件
当職が印象に残っている事件は、ある依頼者がなされた遺留分侵害額請求です。遺留分侵害額請求とは遺言で自分には1円も相続しないとされた際にも、法律で定められた一定額をもらうために請求を行う制度です。依頼者は長男でしたが亡くなった父親と関係がうまくいかず、実家を継がずに若いころに故郷を離れました。そしてそのことを忘れていたところへ、父親の死亡の知らせと、遺産をすべて次男に譲るという遺言が残されていることを記した手紙が届きました。
過去の亡父との諍いやもめ事が原因で、20年以上遠く離れて暮らしている自分がいまさらお金をもらうことに気が引けたため、依頼者は最初、遺産はあきらめようと思っていました。しかし、長男なのに故郷を追われ悔しい思いをしてきたことを長年近くで見てきた妻から、せめて最後に長男として認めてもらうためにも請求をしたらどうか、と言われ決断しました。事件が解決した時、「自分はわかってもらっていない」という胸につかえていた積年の思いから解放され、やっと救われた、と本人はおっしゃいました。
相続はいろいろな家族の思いが凝縮しています。依頼者、その妻、亡父、そして請求を受け入れてくれた次男とその家族、それぞれが様々な思いの中で今回の事件は解決しました。
相続事件は、結果的に金銭に置き換えての解決ではありますが、依頼者の過去から現在に続くマイナスの感情を清算していただけるように努めています。そして新たな人生の再スタートができるように、今後も、取り組んでいきたいと思っています。
経歴
大学を卒業して大手食品メーカーに勤務した後、行政職員となり、その後に法律を学んで、弁護士という職業に従事することになりました。司法試験の勉強だけでなく、社会人としていろいろな経験をしたことが、仕事をしていくうえでとても役に立っていると思っています。
弁護士を目指したきっかけ
行政では、市民の方を皆平等に取り扱わなければならないので、目の前で困っているただその1人だけを助けてあげることができませんでした。そこで、目の前のただその1人の方を助けてあげることができる職業に就きたいと思い、弁護士を目指しました。
趣味
仕事、仕事終わりの一杯